睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群について

『睡眠時無呼吸症候群』とは、眠っている間に頻繁に(1時間に5回以上)呼吸が止まってしまう状態すべてをまとめた概念です。

眠っている間も人間は呼吸をしており、呼吸のしくみ自体は起きている間と何ら変わらないはずなのに、なぜ眠っている時だけ呼吸が止まってしまうのでしょうか?

それは、睡眠中には上述した呼吸の4つの要素が欠けた状態が起こりやすくなるからです。ほとんどは
①睡眠中に脳からの指令がなくなってしまう場合(中枢性睡眠時無呼吸)
④睡眠中に口・鼻・のど・気管のいずれかががふさがってしまう場合(閉塞性睡眠時無呼吸)
の2つのパターンのどちらかですが、中でも圧倒的に多いのは閉塞性睡眠時無呼吸症候群です。

口と鼻が睡眠中に完全にふさがってしまうことは、滅多に起こりえませんので、閉塞性睡眠時無呼吸症候群のほとんどはのどか気管がふさがってしまうことで起こります。

のどから気管にかけては一本の柔らかな筒になっています。起きているときは筒の形を保っておくことは物理的にも容易ですし、回りの筋肉もしっかり筒を支えていますので、空気の出入りはスムーズに行えます。しかし、睡眠中は筒が倒れた形になるうえ、支えとなる筋肉もゆるみがちになりますので、筒の内部が狭くなってしまいます。狭くなった筒の中を空気が出入りする音が『いびき』です。

眠っている間に極端に筒が狭くなると、ついには呼吸が止まってしまいます。呼吸が止まり続けると死んでしまいますので、脳はせめて筋肉の力を回復して筒の構造を保とうとし、ごく短時間だけ眠りから目覚めようと働きます。しかし、呼吸が楽になるとすぐに睡眠に戻り、筋肉がゆるんで再び呼吸停止を繰り返します。これを一晩に何十~何百回と繰り返すことになります。

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